読書のエッセンス

読書で学んだことを紹介していきます。

アウトプットが必要な理由【インプットだけでは人生は変わらない】

f:id:yakuru:20190222211821j:plain


【本記事の内容】

  • アウトプットにはどんなメリットがあるの
  • なぜアウトプットが必要なの

 

今回はこういった疑問に答えます。

参考にした本はこちらです。

 

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

 

 

【内容】

  1. アウトプットでしか人生は変わらない
  2. 成長曲線はアウトプットで決まる
  3. 基本は話す、書く、行動する

 

順番にみていきましょう。

 

1.アウトプットでしか人生は変わらない

インプットは「脳内世界」が変化するだけ。アウトプットして初めて「現実世界」を変えることができます。

 例えば野球がうまくなりたい少年がいて、野球の専門書を読んだだけでうまくなれるでしょうか。

 

多くの人が無理だと考えると思います。本を読んで得た情報を自分のものにするには、実際にバットを振ったり、守備練習する以外ありません。

 

しかし、普段の生活では多くの人がインプットで止まっています。

 

☑節約の本を読んで、一つでも実践しましたか。

☑ダイエット方法をインターネットで調べた後、継続できていますか。

 

情報を得るだけでは、ただの自己満足ですよ。

 

2.成長曲線はアウトプットで決まる

インプットだけではなかなか成長できません。

なぜならアウトプットしないと、なかなか記憶できないからです。

 

あなたは昨日見たニュース番組で、どんな内容が放送されていたか覚えていますか?

 

すぐに思い出せた方はすごいです。

 

私はすぐには出てこなかったです。

「昨日のニュースは〇〇について放送していたな・・・。その前日だから、確か・・・」

とようやく少し思い出せました。

 

一昨日でこれなら、一週間前なんかもう全然です。

人の記憶力なんてこんなもんです。

これでは成長しません。

 

でもアウトプットしていれば、定着度は違ったはず。

例えば、そのニュースの内容について、翌日職場の人と議論したならきっと覚えているでしょう。

 

本書の中でもこのように述べられています。

たとえば、「月3冊読んで3冊アウトプットする人」と「月10冊読んで1冊もアウトプットしない人」とでは、どちらが成長するでしょうか?間違いなく「3冊読んで3冊アウトプットする人」、つまりアウトプット量が多い人です。

 

成長したいなら、アウトプットを増やしましょう。

 

3.基本は話す、書く、行動する

 

☑話す

一番簡単なアウトプットが「話す」ことです。

あなたが昨日読んだ本の内容を友人や家族に話してみましょう。

 

そのとき、なかなか言葉が出なかったら、内容をきちんと理解できていない証拠です。

人は理解できていないことを、噛み砕いて話すことはできません。

 

次に、内容を話せたら、「あなたがどう思ったのか。」という

付加価値をつけましょう。

 

「おもしろかった」とか「著者の意見に反対である」などです。

こうすることで、より自分の中で印象が強くなり、記憶に残ります。

 

あと、聞いている方もそっちのほうが楽しいです。

本の内容だけ言われても、退屈だと思います。

 

☑書く

 書くことは脳に良いと言われています。

学生時代、暗記するときはひたすらノートに書いたものです。

 

また、思考がまとまらないときも書くことは有効です。

ひたすら思いついたことを書くだけで、すっきりします。

 

本書でも実際にその有効性を紹介しています。

空のトレイがあるほど、脳は余裕を持って仕事ができ、効率よく仕事がこなせます。空のトレイがなくなると、脳は余裕がなくなるので、作業効率が著しく低下してしまいます。そうならないための「脳の棚卸し」なのです。

トレイとは脳の作業領域のことです。

つまり本体HD(脳の作業領域)の容量は小さいので、インプットしたデータは外付けHD(手書きのノートなど)に移して、脳には処理に専念させたほうが効果的ということですね。

 

☑行動する

そして自己成長に一番大事なことは「実際に行動する」ことです。

 

例えば、外国人と英語でコミュニケーションをとりたいとします。

そのために勉強を始めます。

 

まず、参考書を読んで英単語や文法を覚えます。(インプット)

次に覚えた英語をノートに書きます。(書く)

 

しかしこれだけでは当初の目的は達成できていません。

実際に外国人と話していないからです。(行動)

 

これではまだまだ自己満足の世界です。自己成長とは言えません。

昨日までの行動と、今日の行動に変化がある。これが自己成長です。

 

知っていても、やっていないなら意味はないです。

 

【まとめ】

 今思うと、学生時代は定期的にアウトプットする機会がありました。

  • 教科書を勉強する(インプット)→定期テスト(アウトプット)
  • 本を読む(インプット)→読書感想文(アウトプット)

 

一方、大人になると意識しないとアウトプットする機会は少ないように思います。

これでは成長できません。

 

まずは意識して、読んだ本の内容を話したり、書いたりすることから始めましょう。

 私も本を読んだらこのブログでアウトプットしています。